精神科受診を勧められる子どもたち精神科 心療内科 メンタルクリニックのニュース
精神科受診を勧められる子どもたち
2006/5/14(日)
発達障害
学校から精神科受診を勧められる事例が多くなっているように感じます。
一昔前は、登校拒否は病気であるという精神科医の意見を鵜呑みにした文部省(当時)が、精神病院への収容治療を推奨していたこともあり、学校にいかない子どもたちが精神科の受診、治療を強要され、そのいい加減な治療行為によって廃人同様になったり、死亡したりするケースも珍しくありませんでした。
最近は、不登校の子どもはもちろん、落ち着きがなかったり、勉強が極端に苦手だったり、他人とコミュニケーションを取ることが不得意であったりする、学校側にとって「厄介な子」が精神科を受診するよう勧められているようです。
その主な原因は二つあります。一つは、スクールカウンセラー制度を導入したことにより、教師が自分の手に負えない生徒を簡単にスクールカウンセラーにまわすようになっています。そのカウンセラーから精神科を受診するよう勧められるケースをよく聞くようになっています。もう一つの原因は、精神医学の診断基準を基にした問題あるチェックリストが教師に配布され、子どもの評価に使われていることにあります。以前も説明しましたが、発達障害の子どもが約6%存在するという根拠となった、文部科学省(正確にはその諮問委員会)による恐ろしくいい加減な調査に使われたこのチェックリストが、現在も教育現場で配布され、教師を混乱させています。科学的根拠の無いチェックリストで子どもを評価するように言われた教師は、その色眼鏡を通して子どもを見るようになり、子どもを抱えている問題を見つけてあげるのではなく、全て「発達障害」と片付けて、精神科を受診するよ
う勧めているのです。
さて、もう一度そのチェックリストを見てみましょう。良識ある人であれば、いかにそのチェックリストがおかしいか気付くはずです。
<「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」>
・ 聞き間違いがある(「知った」を「行った」と聞き間違える)
・ 聞きもらしがある
・ 個別に言われると聞き取れるが、集団場面では難しい
・ 指示の理解が難しい
・ 話し合いが難しい(話し合いの流れが理解できず,ついていけない)
・ 適切な速さで話すことが難しい(たどたどしく話す。とても早口である)
・ ことばにつまったりする
・ 単語を羅列したり、短い文で内容的に乏しい話をする
(1/4) 次»
カテゴリー一覧
最近のコメント
このブログを友達に教える