~ぶらり北欧の旅~ グリーグ ピアノ協奏曲イ短調Op.16
ここしばらくシベリウスの音楽ばかりを聴いていましたので、フィンランドの自然をすっかり満喫した気分になりました。せっかくの美しい北欧の旅ですので、ここはこのままぶらぶらと旅を続けようかと思います。北の海沿いをぐるりと回ってお隣のノルウェーにでも流れて行ってみようかなぁ。さしずめフーテンのハルくんの気ままな一人旅です。
ノルウェーといえば世界に冠たる水産国。僕の好きな鯖が美味しいのですよ。日本の近海ものは乱獲がたたって小ぶりの脂の少ない鯖が多いのですが、ノルウェーは漁船ごとに年間の捕獲量が厳しく決められているので乱獲をせずに魚がすっかり成長するまでは獲らないのだそうです。それを最新鋭の漁船で一瞬にして冷凍にしてしまうのです。なので鮮度が失われません。安くて美味しい鯖がこうして日本の食卓に届くわけです。僕はシンプルに塩焼きに大根おろしが一番好きです。味噌煮も美味しいですけどね。
さて魚の話はここまでにして、音楽の話に行きましょう。ノルウェーと言えばやっぱりグリーグですよねぇ。グリーグのピアノ協奏曲はイントロがとても印象的。「チャン!チャチャチャン。チャチャチャン、チャチャチャン、チャチャチャ~ン♪」というあれです。(って知らない人がわかるかよー。)子供の頃に毎日ラジオで「ルーテル・アワー」という番組を聞いていましたが、その始まりの音楽でしたので良く耳にしました。実際の曲はそのあとに続く木管の調べがなんとも哀愁が漂って美しいです。そしていよいよピアノが登場して静かに優しく木管の旋律をなぞって行くのです。だんだんにテンポアップはしますが曲の瑞々しさはそのままで、やはり北欧の自然を連想させてくれます。第2楽章アダージョがまたすこぶる美しいですね。とっても心を癒される音楽です。第3楽章アレグロ・モデラートはリズミカルですが少しも賑やかに成り過ぎずに楽しませてくれます。
この曲は素晴らしい名曲だと思うのですが、実はヴィルトゥオーゾ・タイプの有名ピアニストが弾くとなんとなく大げさになってしまうことが多いようです。この曲はそんな大げさな曲ではないと思うのです。僕にとっ
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