お灸をすえられる 141知恵あきない繁昌の知恵その141「ないものは、ねだらない」
つい先日、鍼灸師さんに、お灸をすえていただいた。
正確に言うと、針と灸、二つ併せて鍼灸となる。
針を体に刺すなんて、なんておっかない。
カチカチ山のように、体に火を灯すなどと、どうしてできようか。
…という心配をよそに、何とも心地よいひとときを、過ごさせていただいた。
痛くも熱くもないどころか、痛み、病んだ体のあちこちが、針を打たれ、お灸をすえられるたびに、喜びの声を上げる。
OH MY GOD!
さすが、中国五千年の歴史
…の前に、鍼灸師さん、ありがとう。
さて、ないものは、ねだらない。
「今之欲王者、猶七年之病求三年之艾也」
ないものねだり、を、艾の効用にたとえた孟子の言葉である。孟子、離婁上の9に登場する。
艾は、もぐさ、のこと
もぐさ、は、お灸の際に用いられる、よもぎの葉の裏にある繊毛を精製したもの。
そして、孟子の言葉は、病とお灸の効用に例えて、ないものねだりを戒めている。
つまり、7年の病を得て、3年ものの艾で治そうとする。それはちと、ないものねだりなんじゃないですか、と
つまり、実力も蓄えていないのに、性急に成果を求めてはいけない、と孟子は言っているのだ。
「苦しいこともあるだろう
云い度いことも阿るだろう
不満なこともあるだろう
腹の立つこともあるだろう
泣き度いこともあるだろう
これらをじつと古らえてゆくのが男の修行である」
成果は、日々の蓄積の上に成り立ち、若草が芽吹くように、ある日突然に花開くことが、ある。
それを信じて、努力し続けることができるか、それとも、プレッシャーに押しつぶされて、諦めてしまうか、あるいはてっとり早く何とかしようと試みるのか。
答えは自分の中に、ある。
そして、何とも心地よい鍼灸院は川中島に、ある。
行き先は、こちら↓
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