祖父恋 2・君は誰なの?私はポチの言う通り、おじいちゃんの家の2階にある本がいっぱいの書斎に入った。ママや伯母さん達はみんなおじいちゃんの傍についているから誰も私たちに気付いた人はいなかった。
「あんず、いいですか?時空を超える時はきっとものすごくくすぐったいと感じますよ、大丈夫ですか?あんずはかなりくすぐったがりでしょう?」
「え?ポチ、そんなことまでよく知ってるね。そう、私ものすごくくすぐったがりだけど・・・ううーーーん、でもおじいちゃんにまた会えるなら・・・・我慢する」
「じゃあ・・・・・ちゃんとワタシにつかまってください」
って言うか、ポチの身体にはつかまれないっしょ・・・だって小さいんだもん。私がポチを抱っこする形になった。
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ポチがなにやら呪文を唱えると、おじいちゃんの本棚の一角が光る扉になった。その扉の中に入ると・・・・キラキラ光る虹色の光に包まれた・・・・。
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うひゃひゃひゃひゃひゃ・・・・ぶははははは・・・・・体中をこちょこちょくすぐられているような感じ。
見ると、ポチもうひゃうひゃ笑っている・・・・。
あーーーーーーーーーもうくすぐったすぎて・・・・死んじゃうーーーーーっ。
と思ったとき、 私たちはどこかで見覚えのある細い路地のようなところに立っていた。
おじいちゃんの家だった。そしておじいちゃんの家の隣の神社はそのまま、昔のままだった。
太郎島神社・・・・・。そう、おじいちゃんの家の横は大きな神社だった・・・・。大きな楠の木があって、石の鳥居があって・・・・。
「ねえ、ポチ・・・めちゃくちゃ懐かしい気がする」ポチに話し掛けると、ポチも遠い目をして神社の鳥居を眺めていた。
それにしてもなんか違和感を感じる。そうだ・・・私たちは時空間を超えて来ているのだった。ううーーーん、それにしても・・・・一体・・・・
「ねえ、ポチ・・・おじいちゃんの家よね?でも、一体いつなの?今・・・?」
家の門の前に立っていると、後ろから声がした。
「何かうちに御用ですか?」
振り向くと、同じくらいの年だと思われる少年が立っていた。なにかものすごく怪しい者を見るような顔で私のことを見ている。隣にいたポチが後ろ足で私を蹴った。
(あんず・・・ご主人様ですよ)
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