コミュニケーションの先生スナップのブライダルカメラマンは、新郎・新婦に密着して撮影するので、コミュニケーション嫌いでは勤まりません。
密着するという点では介添人さんも同様ですから、自然と彼女たちと行動を共にすることが多くなります。
彼女たちのコミュニケーション能力は高く、感心することがよくあります。
最近は若い介添人さんを使う式場も増えてきましたが、中年以上の既婚女性を使う式場が多数派です。
そんな女性の方が訓練を積まなくても、すでに高度なコミュニケーション能力を身に付けているからかもしれません。
コミュニケーション力が欠かせないカメラマンにとって、彼女たちに学ぶことは非常に多いのです。
まず、彼女たちは、相手のいいところを見つけだすのがとても上手です。
彼女たちに言われて初めて気がつくことはよくあります。
また、相手のいいところを見つけ、オーバー気味に誉めることも多々あります。
「大したことはない」と思えても、そんな感情はいっさい表わしません。
「どこにでもいるよ」と思えても、初めて見たような感動を表わして誉めます。
すると、ほとんどの新婦は喜びます。
「誰にでも言ってるんでしょ!」というような疑念を表わす新婦はいません。
結果的に、とてもいい空気に包まれるのです。
それに、優れた介添人さんは、新郎・新婦が発する微かな情報も見逃しません。
例えば、高砂の席に座っている新婦が横目で視線を送り少し顔を上下させるだけで、彼女の意思を察知します。
さらに、新婦が情報を送らなくても、心の状態を推察して行動できる上級者もいます。
かつてコミュニケーション嫌いだった私は、優れた介添人さんたちとの出会いによって、コミュニケーションの大切さを学びました。
彼女たちは仕事で介添人業をやっているプロですから、相手のいいところを見つけて誉めることも仕事の内なのでしょう。
そうすることで和やかな空気を作り、挙式・披露宴を心地よいものにしているのです。
もちろん、心にもないことを言うべきではありません。
しかし、心に少しあることをオーバー気味に言うことは悪いことではないでしょう。
むしろ、サービス業に携わるプロの職務だと考えることもできると思うのです。
その習慣が介添人さんを「相手のいいところ探しの達人」にしているのかもしれません。
私のコミュニケーションの先生は優れた介添人さんだと言ってもよさそうです。
ちなみに、私が連載している雑誌『ロゴスドン 第76号』(12月1日発売)の特集テーマは「コミュニケーション」です。
私のように、介
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