336_小さな桶335_母の日記から、グリム童話を思い出しましたのでアップします。
■小さな桶(グリム童話)
年老いてヨボヨボになってしまったおじいさんがいました。
おじいさんは、若い頃、家族のために働きすぎたせいで
目もショボショボしてよく見えず、耳もあまり聞こえなくなってしまいました。
そして、手足が悪くなってしまい、いつも体がガクガク震えていてしまい
だいぶ前から仕事が出来なくなってしまいました。
このため、おじいさんは、食事がうまく出来なくなってしまい、
スープやパンをこぼして、テーブルクロスを汚してしまいました。
「おじいさんたら、また、汚しちゃって、いつも、あと片付けが大変だよ!」
「おじいさんは口からボロボロ食べ物をこぼして汚いから、
一緒に食べていると食欲が失せてくるな」
おじいさんと同居している息子とそのお嫁さんは、おじいさんを嫌い
とうとう部屋の隅っこに追いやり、そこで、食事をさせてました。
そして、瀬戸物の食器は落とすと割れて片付けが大変なので、
木で出来た安物の小さな皿に少しだけ料理を盛り付けて与えました。
このため、おじいさんはお腹一杯に食べることが出来ませんでした。
さて、この家には、四歳になる子供(孫)がいました。
ある日、床の上で、小さな板切れを集めていました。
お父さんは、大好きな息子に尋ねました。
「お前は何をしているんだい?」
息子はこう答えました。
「これで、小さな桶を作っているんだ」
今度は、お母さんが、大好きな息子に尋ねました。
「どうして、小さな桶を作っているだい?」
息子は、お父さんとお母さんに向かってこう言いました。
「僕が、大人になったら、お父さんとお母さんは、この小さな桶でご飯を食べてね」
子供の返答に驚いた両親は、ショックで泣き出してしまいました。
その後、両親はすぐおじいさんをテーブルに連れて行きました。
それ以来、食事は皆で一緒に食べるようになり、
おじいさんがこぼしても何も言わないで、親切に面倒を見るようになりました。
有名なグリム童話の因果応報の話です。
父親に酷い仕打ちをすると、息子からも同様に酷い仕打ちを受ける。
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