鳥の話 8

ジョセフ・ガブリエル…1986年IBMロングビーチ大会のゲストとして登場
しました。当時すでに、ラスベガス・スターダストホテルのレギュラーマジ
シャンであり、超有名番組「ザ・トゥナイトショー」に数度出演を果たすなど
の成功をおさめており、聞いた話では、コンベンションにはそれほど興味が
無く、このようなゲスト出演は最初で最後ではないかと言われていました。
確かにそうですよね。コンベンションにプロが出演するのは、そこでの優勝や
ゲスト出演した実績を利用して、次の良い仕事を得るのが最大の目的である
以上(ラスベガスのレギュラー出演はある意味ゴールですが、ほとんどの依頼
は同様な他のコンベンションのゲスト出演なわけで、上がりの無いスゴロクの
ようなものです。)、すでに成功しているマジシャンにとっては、わざわざ
ギャラの安いコンベンションに出ることに魅力を感じるわけがありません。
マニアの前でウケるのが生き甲斐だったり、ディーラーとして出店することに
メリットがあるという理由の人も多いようですが…まあ人それぞれでしょうが
一般人に知られることもなく、世界チャンピオンだと言い張り続ける人生も
どうなのかなと…。
ですからデビット・カパーフィールドやランス・バートン、日本においては
Mr.マリックのように、真の意味で成功したマジシャンがコンベンションで
演技することはほとんどありません。(出演しないことが成功の証しかも)

イギリスのトップマジシャン、ポール・ダニエルズの紹介でジョセフが登場
しました。目が覚めるような鳩のベアハンドプロダクションの連続、合わせた
両手の間から湧き出るように現れるセキセイインコ達…最後は2羽の巨大な
コンゴウインコの出現。1羽は会場を旋回した後、手元には戻りませんでした
が、嵐のようなスタンディングオベーションでした。

ここでベアハンドプロダクションについての考察です。(以下ベアと表記)
一般的な鳩出しのイメージは、ハットやシルクからもぞもぞと出て来る感じ
ですが、ベアは、一瞬にして手元やステッキやファンカードの上などに出現
させたり、鳩を分裂させる際に用いられる方法です。
しかしあざやかな反面、ばれやすい危険性をはらんでいます。
シルクから出現させる手法では、ロードして手元に到達するまでの過程は、
よほど下手な動きをしない限り、客の目に触れることはありません。
ベアの場合は、白い大きな物体が一瞬とは言え、A地点からB地点へ移動

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鳥の話
2009/05/07




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