引越しに思う / 相場観アップデート

長らくサボってました。引越しやら諸々ありまして。この引越し、不況以前から計画していたものではありますが、たまたま古い(←1930年代のものです。欧州は地震がないので石造りの家がよく保つ)のもあって家賃半分(!)のところに移れちゃったわけです。そしたら、今まで住んでた、エレベーターつきワンフロア・250平米の割高アパートはいまだに空き家。大家が「アメリカ人がすぐに入る」とか言ってたのに、キャンセルされちゃったのかな。あーあ、お隣さんたちは欧州家電メーカーをクビになったベルギー人と、ビッグ3のヨーロッパ支社に出向してきてるアメリカ人。これは「そして誰もいなくなった」になるな。。

しかし、家賃が半分の家に越しても、生活の質がさして落ちた感じはしません。むしろ「あーあ、もっと早く引っ越したかったな。今までの家賃がもったいなかったなぁ」ぐらい。かくして人々は不況に慣れていくのだな、消費は冷えていくのだな、というのが今回の感想。人は環境の変化に案外早く、容易に適応していくものです(←だからバブルは起こるのだ、とバブル崩壊の権威・ロバート・シラーが言ってます)。

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さてマーケット。基本シナリオは景気と共に直滑降継続ですが、短期の反転リスクにも備えるべきときでもあります。欧米各国株価指数で見て、1ヶ月半強で2割から3割近くの調整というのはある程度、日柄的にも調整幅という面からも十分に近い(アジアは為替や中国ばなしにサポートされているので参考にならない)。あとはカタリスト(トリガー)が出るか否かです。

為替もボラティリティー指数なども落ち着いてますし、国債市場も普通に株から逃げた流動性を吸収しだした(=各国長期金利は低下)ので、金融システム全体では末期症状ではない。今、マーケットを動かしているのは、金融不安・政策期待/不安なので、4月頭のG20や4月末には終わる米銀の「ストレステスト」。このあたりの着地は要注目。政策面では、IMFのように規制がどうやらと息の長い話はほどほどにして、気合の入ったケインズ型政策が施せるか(←ノーベル賞のクルーグマンも近著でそう言ってます)、各国協調姿勢が作れるか。個別銀行の方では、当面十分に資本はある、または増資したぞ、と見せられるか、でしょうか。

ただ、今のところ「ごめん、もっとクスリ入れて」となったCitiやHSBCの株価はちっとも反転していませんので、ストレステストが終わっても何ら悪材料出尽くし感は出ないかもしれません。その場合はむしろ、4月下旬から出てくる1Q(日本の場合は08年度通期)決算での出尽くし感形成(特にトヨタの生産調整終了ばなしのようなものを伴えば)という可能性

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2009/03/08




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