クーパーズタウン

「クーパーズタウン」という名前を聞いてピンと来る人はかなり野球、いや「ベースボール」に詳しいか、興味を持っている人だろう。
クーパーズタウンとは、「アメリカ野球殿堂博物館(National Baseball Hall of Fame and Museum)」のあるニューヨーク州の町の名である。先日、日本の野球博物館について触れたので、今回は本家アメリカの野球博物館の事に少し触れてみよう。

クーパーズタウンは「ベースボール発祥の地」という“神話”の舞台であり、それゆえに野球博物館もここに建設された。創設は1939年だから、今年はちょうど70周年に当たる。日本の野球博物館が50周年だから、ちょうど20年先輩だ。
創設がなぜ1939年であったか。
それは「ベースボール」の発明から100周年の記念の年だという「神話」に基づく。「神話」とは「1839年、NY州クーパーズタウンにおいて『アブナー・ダブルデー』という軍人が初めてベースボールを考案し、プレーした」というものだ。これは1905年に「ベースボール起源調査委員会」という委員会が調査し発表されたものであり、長くこの説が信じられてきた。そのため「ベースボール誕生100年」の記念すべき年にこの博物館が建設されたのだ。ただし、その主たる役割を担った、というか言い出しっぺはクーパーズタウンの私設財団であり、ベースボールのためというよりは地元の観光振興のためにこの「神話」を利用したのであった。付け加えるなら1905年の調査委員会というのも、有名なスポーツ用品メーカー「スポルディング社」が中心となったもので、結論(ベースボールはアメリカで生まれたオリジナルのスポーツである、という)ありきのずさんな調査だったらしい。
後にこのダブルデーという人物が1839年当時にクーパーズタウンにはいなかったことが分かり、またダブル

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2009/07/02




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