ミスター・ロンリー2007年 イギリス・フランス
監督:ハーモニー・コリン
出演:ディエゴ・ルナ、サマンサ・モートン
マイケル・ジャクソンのモノマネを続ける青年が、
マリリン・モンローとして生きる既婚女性に想いを寄せ、
自分を見つめなおす、とても切ないストーリーの作品。
「天国の口、終りの楽園。」でのガエルとの共演が懐かしい、
ディエゴ・ルナが主演を務めています。
パリの街角で「マイケル・ジャクソン」のパフォーマンスを
披露する、一人の青年。
「マイケル」として生きることで
自分の存在意義を確立してきた彼の前に、
ある日、マリリン・モンロー姿の女性が現れます。
一目で恋に落ちた彼が勇気を出して声をかけると、
彼女は提案します。
「夫と娘、モノマネ芸人仲間が暮らすスコットランドに来ない?」
マリリンの傍にいられるなら・・・と、マイケルはパリを後にします。
マリリンに連れられて行った山奥の古城。
そこには、チャップリン、マドンナ、エリザベス女王など、
「他人として生きる人たち」の姿が。
誰もが「本人」としては世の中で生きていけない、
「他人」を演じることでしか自分を保てない・・・
そんな状況に、仲間意識を持つマイケル。
彼らは「史上最大のモノマネショー」と謳った手作りのショーを
企画し、考えをぶつけ合いながらも本番に挑みます。
しかし、そのショーの直後、悲しい出来事が起こり、
マイケルは、「本人」としての人生を歩み始めます。
劇中のマイケルの言葉に、
「世の中の流れが、僕には早すぎる」という表現があります。
時代の移り変わりの早さの中で、順応しつつ自分を持つことの難しさ。
繊細な考えがマイケルを追い詰め、
その苦悩は、マリリンによって解き放たれたのだと感じました。
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